そんなこと


右の太ももから惑星が一個消えた

水面にふたりが写ってるのが

恥ずかしかったのかな


鳴き猫 オジギソウ

シュガートーストか私たちぐらいだね

きっと きっと きっと


心臓のあたりで抑えてるものが

その笑顔で今夜溢れそうだよ


そんなふうに隣に

やってくるからやってくるから

胸はこうやって鳴るんだよって

一生言えないそんなこと


大きく深呼吸をして

その目を見て言えるまで

まるで長い月日が

私を急かすんだろう

いつ抜け出せるんだろう


実はもう知ってそう

秘めてる気持ちだけで

何種類あるんだろう

うーんと ねえもっと? きっと


よしよしはいらないから

お腹に隠してること

言ってほしいよ、じらすのね

何も見えないなんて


そんなふうに巧みに

例えられないよ例えられないよ

胸がこうやって鳴ってるのって

私だけなの?それはきっと


そんなふうに簡単に

見つめられないよ見つめられないよ

胸はこうやって鳴ってるんだよって

一生言えないそんなこと